京都の台所、錦市場を東に進み、
寺町通りのアーケード街を北に曲がり三条を超えた辺りに矢田地蔵尊がある。

ちなみに京都で松茸を買うならこのお隣のとり市老舗はおススメの一つ。
春なら朝堀竹の子も美味しいものが揃っている。
で、その北隣の小さな地蔵尊が通称矢田寺。
豊臣秀吉の区画整理で壬生からお引越ししてきたとか。
日本最古といわれる地蔵菩薩が御本尊のお寺(西暦816年)
代受苦というご利益を授かるそうだ。
三条と寺町、新京極の各アーケード街を結んだ場所にあるのでさぞ賑やかかと思えば意外に中は静か。
賑やかなのは提灯の方で

ここのご住職夫妻の手作りの可愛いぬいぐるみ守りが人気で良縁祈願、安産祈願等、特に女性のファンが多いそうです。
確かに可愛くてインスタ映えしますよね♪

うん。可愛いですよね。
でも本当にすぐ近くの賑わいの喧騒から嘘のようにここだけ静かなんです。
ほんの少しほっこりしたくなったらおススメですよ。
アクセスはどこからでも近くて便利。京阪なら三条。
地下鉄なら京都市役所前。どこからでも徒歩10分程。
【矢田地蔵尊(矢田寺)】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet (jalan.net)
お次はこちら。
錦市場は四条通りと並行していて、京都大丸の裏手辺りから東に向かって歩いたら最後にこのお社があります。
たいていはだれかがお線香を焚いているので鳥居をくぐると急にそこだけ異世界になります。

この写真では解りにくいのですが、錦市場、寺町、新京極といった京都の3大アーケード街を突っ切った先にあるのがここなので、周囲のそれまでの喧騒との隔離に一瞬驚かれると思いますよ。
こちらの祭神は菅原道真。京都の台所の終点にあるお社が学問の神様というのも京都人のあざとさをうかがわせますね。
これは余談ですが、京都人はとにかく菅原道真公を尊敬と共に恐れていました。道真公没後、御所に雷が落ちるや祟りだと恐れ慌ててその御霊を祀ったのが天神信仰の始まりとされています。
今でも雷が落ちると「くわばらくわばら」というのは道真公の京都での地所が桑原という地名だったからなのです。雷の化身となっても自分の住んでいた場所には落とさないだろうから「くわばら」とその地名を唱えてなんとか雷の被害から逃げようなんて少しユーモアもあるお話しですよね。
まあ地震雷火事親父の時代以前の話ですから洒落でも逃げられるならと必死だったでしょうが。
宗教法人 錦天満神社 (nishikitenmangu.or.jp)
この辺りにはこれ以外にもいくつかの寺社仏閣があり、特に新京極御朱印巡りと題して8社寺を巡るスタンプラリーみたいなのがあります。
全部回っても一時間程で終わるので夏の浴衣デートにはもってこいです。
なんせ新京極のアーケード街ですから、休憩したくなったらスタバでもかき氷でも、いったんムービックスでもいけます。美味しいパン屋さんも通り沿いにあるし、お腹が減ったら昭和の古き良き時代から続くスタンドでハムカツもいただけます!(笑)
イベント情報:京都 新京極 御朱印めぐり|新京極商店街振興組合公式ウェブサイト (shinkyogoku.or.jp)