京都の一年は花巡りの一年だ。
京都に凡そ3000あると言われる寺社仏閣。
以外に思われるかもだが京都は全国5位。
1位は愛知県。三英傑に因んだ場所が多いのでしょう。
それでも全国5位。しかも各宗派諸々の総本山となればやはり京都が1番多い。そして、それぞれに特色があるが四季折々の花々が有名な所も多い。
梅や桜、紅葉といった王道もいいが6月の花々は観光シーズンとずれるので比較的ゆっくりと見物できるメリットがある。
この時期、ツツジや桔梗も良いが個人的には6月と言えば紫陽花ってイメージが強い。
いくつか有名なとこがあるのだが、この日は仕事前だったので比較的近い智積院へ。
ちなみに北門横のイタリアンは老舗で安定した美味しさとコストパフォーマンスが良いのでおススメだ。
20年前ならずっと行列のできていた名店。今でも特にピザが美味しい。
と、今日は智積院。

言わずと知れた弘法大師ゆかりのお寺。
規模も敷地も広大。東大路に面した正門はもっと巨大です。
長谷川等伯の描いた国宝なんかも展示され、命の洗濯にはぴったりな時間を過ごせる。
国宝展示室を横に講堂へ。
五色の幕が出迎えてくれる。


訪れたこの日は日差しも強く暑くてしかたがなかったが、五色の幕が風に揺られる姿がいくらかの清涼感を演出してくれていた。
境内に上がり庭を望む。
池の周りに小高い丘が一つ。
所々に植栽がなされ、さながらこじんまりとした盆栽をリアルで作ったような仕上がり。
水の音も心地よく浄化される気がする。
前述の通り、観光シーズンを外しているので参拝者も少なく気兼ねなくゆっくりとできる。


境内を裏手にまわって石庭に。
これは紫陽花を真似たような、、ハートを真似たような。
ま、お寺だからハートです!とは言えないでしょうけどね(笑)
それでもこういう演出を京都もするようになったのですね。こういうのってすごく平和だなあって感じでぼくはけっこう好きなんですが。
講堂を後に本堂裏手の紫陽花園へ。


まさにちょうど見頃を迎えていた。
本堂の横から伸びるように紫陽花が道なりに増えていき、光と水に照らされて幻想的な雰囲気を醸している。
子供の頃は紫陽花の良さなんて見向きもしなかったものだけど。
今やすっかり目を奪われ、思わずパチリとシャッターを押す。
最近デジカメに限界を感じてきましたけど、なかなか良い写真♪と自惚れてます(笑)


色や形も様々。
と、ここであの石庭に描いてあった紫陽花を見つけてパシャリ。
たぶん、、これかな?
そう思えば紫陽花って意外に派手ですよね。
忘れがちだけど6月生まれの僕としては改めてこの花に注目できる貴重な時間になりました。
京都の中心街や京都駅からも程近く便利も良いのでこの時期の京都観光のルートには最適解の一つですよ。
京都駅からなら徒歩15分。京阪七条からなら5分。
京都駅からバスも出てます。