京都の西。もう少し行くと嵐山という立地に。。。。
と、ちなみにここで言うもう少し行くととは京都御所を中心に見てそこから西に行くと車折神社。
さらに西で嵐山という意味だ。
さらにさらに京都は碁盤の目状に街が作られているので東西は東入る西入る。
南北は北が上がる。南が下がる。である。
すごく合理的なので土地勘の無い場所に行っても交差する道の名前とそれを東西南北のどっちに行くかを告げるだけで伝わるので重宝する。
例えば河原町通りと四条通りの交差点を東に10メートルなら、四条河原町東入る。これでざっくりの位置関係がサッと頭に入る。
以前、僕は京都以外で一年程レストランマネージャーをしていた時に店までの行き方を電話で尋ねられて、その説明に東西南北を伝えてもほとんど理解されなかったのでふぬーっとなったことがある。(笑)
なにせその土地も戦後の区画整理で完璧な東西南北の碁盤の目状に街が作られているのに、だったからだ。
郷に入っては郷に従えの通り、その街での勤務の時はどこどこの建物が今左右のどこに見えますか?等で対応したのだが、グーグルがなんでも教えてくれる現代になっても京都人はこの交差する道からの東西南北で場所を標すのが主流のようだ。
で、今日は車折神社に。

当時の天皇が嵐山へ行幸という時に祭神に気付かずにその前を素通りしようとしたところ乗っていた牛車のながえが折れたそうで。その非礼を詫び当時の皇が官位と車折神社の名を送ったとされています。
この神社は。。。楽しいのです。。。。
サイズ感でいうとそこまで大きくはない。というか京都の数ある寺社仏閣の中では小さい方。
なのに、
桜は綺麗。
境内はちょっとした迷路。
反対側はすぐに嵐電と呼ばれる嵐山方面行の路面電車の駅にでる。
願いを叶える石「祈念神石」がある。
で、きわめつけは境内末社の芸能神社の為に参拝した芸能人が残していく名前の記された玉垣がいっぱいあるのだ。

ある芸能人夫婦、それもタイミングによってはごく最近話題になったばかりのカップルが並んで飾ってあったり。
漫画の「ワンピース」に出てくる麦わらのルフィ一味が全員書かれていたり。
境内をぐるっと周って贔屓の芸能人がいるかを確かめに行くだけでも楽しめる。

神話の世界。
天照大御神がお隠れになって世が暗闇に包まれた時に岩戸の前で賑やかに舞を演じたという神様にちなんでその神様を芸能の祖神としたっていうのが始まりです。
それは確かに芸能の神様ですね。
飾られたお面も表情が豊かでいかにも芸能のご利益がうかがえます。


先にも述べましたが、ここはプチ迷路になりそうな作りでお子様連れからカップルまで楽しめます。
のんびり散策も良いですし、春の桜の季節も良いですよ。
ざっと周ったら30分。ゆっくりお目当ての芸能人の玉垣をさがしたりしてると2時間くらい。
ぜひ、嵐山の前後に立ち寄ってみてください。

嵐電嵐山本線で車折神社駅下車、目の前です。
バスで車折神社駅下車も同様すぐ目の前に。
https://souda-kyoto.jp/guide/spot/kurumazakijinja.html