仁和寺のすぐ近く、築80年を超える旧邸御室は国登録有形文化財として登録されています。
数寄屋造りのこの邸宅が近年注目されているのはインスタグラムとの相性の良さがポイントなんじゃないでしょうか?
流行りのテーブルリフレクションは今や映えの定番。
ここはカリンの一枚テーブルに映りこむ庭と、その恩恵で横向きのハートに見える緑が有名だ。
カメラが趣味になってきた僕としてはまずは本物を見なければと出かけました。

一見すると普通に一般家屋だと見過ごしてしまいそうな外観でしたが、中に入ると様子が違うことが解ります。
小さなお庭に所狭しと植木や灯籠が建っていて期待感が増してきます♪
拝観料を支払ってすぐに現れる噂のカリンの一枚テーブルと庭園!

リフレクションをあえて外して見るとこんな感じです。
近づいてテーブルの端や少し話した場所等から色々と試してみました。
ずらっといきましょう。



一番下のが解りやすいでしょうか?
緑のハート型が横を向いてるように見えます。
ここは入館するとすぐに係の方がこのテーブルの前で説明をしてくれます。
説明はここの由緒からテーブルリフレクションの上手な撮影にまで及びます。
丁寧な説明ですので非常に参考になります。
ちなみにこの後ろは庭園。

こんな感じです。
小ざっぱりしていて落ち着いた雰囲気です。
京都の有名な寺社仏閣と違い確かに住人がいたのであろう生活感を感じます。
左手に見える部屋に行ってみると

こんな感じの可愛い天井が見えます。
よくある構図だとランプを中央に6面に花々が描かれている様子が解ります。
この奥は物置になっていてこんな感じ。

中に入ることができます。
もちろん、触ったりはできません。
この右に見える階段も興味をそそられますが、立ち入り禁止です。
ピアノに三味線とここの住人の音楽の趣味が窺え、想像が膨らみます♪
このまま例のテーブルを横切ってお庭に出ようと思ったのですが、有料でお茶がいただける部屋があるとの張り紙を見つけそちらに行くことにしました。
テーブルリフレクションの部屋の隣です。
係の方に申し込むとちょうどご案内が可能とのこと。
後で聞くと込み合う時は何組も待っていることがあるそうです。
入るとこんな感じ。

品の良い調度品が置かれた小部屋でした。
ここも手前にあるテーブルがリフレクションするとのことでしたので、早速一枚。

我ながら良いデキです♪
なんなら、さっきのとこよりもイイかも(笑)
とかやってるとお茶とお菓子が到着しました。
暑い日でしたので冷たいお抹茶が有難かった!

コーヒーも好きですが、こうした雰囲気の中のお抹茶って良きですね。
ぼくが座っていた場所のすぐ横のタンスも見ていて楽しくて飽きがきません。
窓脇にあった赤い小さなタンスに至っては可愛くて可愛くて思わず一枚!

はい♪
良い感じです。
少しだけ開いた引き戸の中に小さなウサギが見えます♪
洒落っ気のある気の利いた演出ですよね♪
ここを後にして少しくるっと邸内を回ると

日本庭園を一望できるお風呂!
贅沢です!
しかも浴室暖房付き!!(笑)
ほんとにちょっと生活感が見えるのがまたイイ!
ということでお庭に。

すぐに高台に上る階段が現れます。
上に上がると辺りを一望。
真夏の青紅葉がうっとりするほど綺麗です。
ここにはお茶室があります。
さらにその横にあった小上がりがステキでしたので一枚。

右の方に見える豚さんの蚊取り線香も粋なのですが、この中にある丸窓からの光が影を床に差し込ませていました。
ここにもいらっしゃった係の方の説明によると時間帯によっては綺麗な丸になるそうですが、これはこれで味があったのでアングルを変えてもう一枚。

中から見える松の木も面白いですね。
階段を下りてもう一度最初のテーブルリフレクションに挑戦しようとカメラを構えていたら、ちょうど綺麗な女性が二人。
お願いしてモデルになっていただいた一枚がこの日のハイライトでした。

イイですよね!
こんな感じの一枚をインスタグラムにあげる為に訪れる方が多いのもうなずけます。
ここも雪や紅葉だとどんな感じなのでしょうか?
また季節が変わったら訪れてレビューを書きたい場所です。
車でも訪れることができますが、隣接している駐車場は要予約です。
他に有料駐車場もありますが、混雑するシーズンは公共交通機関のほうがいいかもです。
京福電鉄北野線で御室仁和寺駅から徒歩2分です。