夏の京都も暑さ真っ盛りです。
京都はとある観光キャンペーンで始まった花手水が好評で夏の暑さに一筋の涼を演出しています。
手洗いのお水に綺麗な季節の花を飾る様はインスタ映えに間違いなしで大人気。
今年は8月頃から花模様の玉を浮かべた花玉手水が見られるということで、早速出かけてみました。
いくつか選択肢はあったのですが、この日は青紅葉と苔も綺麗だという祇王寺へ。
ざっくり言うと嵐山の方です。
カメラを趣味にするようになってつくづく思ったのですが京都は名所が多い。
いかに今まで興味を持たなかったかがよくわかります(笑)。
さて、祇王寺。
嵐山駅からけっこう歩くのですが、散策にピッタリな場所なので退屈はしません。
のんびり歩いて到着。
途中にお洒落なカフェもいっぱいあるのでお急ぎでなかったらぜひ歩いてみてください。

もう早速イイ感じですね♪
風情があります。
平家物語にも出てくる悲恋のお寺。
抑え目な情緒がグッときます♪

少し雨が降った後で緑が喜んでいます。
苔も青紅葉も綺麗で、特に苔の美しさは京都でも指折りの一つです。
庭内は周回できるようになっています。
ここからぐるっと回っていきます。

置かれた石にも苔がビッシリ!
所々、植木の名前が書いてあります。
またそれが可愛いんです♪

広角レンズで一枚。
平清盛の寵愛を受けた祇王という女性が、清盛の心変わりによって出家したという尼寺。
一つ一つがどこか女性的な風情を感じるのはそのせいでしょうか。
この一枚もなんとなく柔らかい雰囲気がしませんか?

青紅葉の隙間から差し込む木漏れ日がまた柔らかいんです。
お庭はそれほど広くはありません。
勿体ないのでそんなことはしませんが、さくさく歩いたら10分くらいでしょうか。


青紅葉が綺麗ですね♪
いつもですが、これも当然無加工の写真です。
秋の紅葉が今から楽しみです。

可愛い苔や植木の数々が陳列されてました。
植木屋さんも女性なのかしらと思う風情です。
と、思ったら

解り辛いのですが、この写真の右の方にかがんでる植木屋さんが。
男性でした(笑)
さて、ようやくお目当ての花玉手水の場所まできました。
続けて二枚どうぞ!


可愛いですよね♪♪
雨上がりでしたが、すぐに汗ばむ程の暑さの中でこの花玉手水の爽やかさは格別でした。
女性のお寺にこの花玉手水はイメージもぴったりです。
こんなセンスの持ち主なら清盛も考え直したんじゃないかな?と思ってしまいます。
このすぐ裏手の邸内にも入ってみます。
けど、その前にもう一枚。今度は花手水です。

うーん♪
やっぱり可愛い!!
ここの見所は全部少し控えめ。
でもその奥ゆかしさの中に凛としたものも感じます。

屋根の上の苔も綺麗ですよねー♪♪
それでは邸内に入ってみましょ。

この右側に件の祇王様達の仏像が鎮座しています。
涼をとるのに最適な場所でのんびりできます。
ここからくるっと視線をまわすと

虹の窓と呼ばれる吉野窓です。
思わずほっこりしてしまいます。
秋だとここから赤い紅葉が見えるのでしょうか?
一日の中でも光の当たり具合で光景が変わるのことから虹と呼ばれるそうです。
こんなとこで一日吉野窓の見え方が変わるのを眺めるなんて最高の贅沢ですね♪

はい。
出口もこんな感じです。
やはり門の上にも鮮やかな色彩の苔。
最後の最後まで緑を堪能できました。
次回、是非秋に訪れたいと思います。
冒頭にも書きましたが、京福電鉄嵐山駅から徒歩25分。かなり歩きますが散策に持ってこいのb所が続きますので是非とも歩いてみてください。
ちなみに、タクシーなら嵐山駅から7,8分といったところです。
花玉手水は9月いっぱいの予定だそうですが、ホームページを確認してください。
https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=258