東福寺の塔頭として有名な光明院。
開創は1391年だそうだ。
その後、1939年に庭造りの名人重森三鈴の手によって完成したのが今の波心庭だ。
東福寺の有名な方丈庭園と同時期の作。
大海を表す白砂に構成された三か所の三尊石組が見事に配置されている、と聞いてはぜひ訪れねばと常々思っていました。
この日は連日の大雨が嘘のように午後から晴れたので唐突に思い立ち出かけました。
先に東福寺も訪れ、そこから歩いて7、8分といったところでしょうか。
坂道を歩き辿り着きました!

表からしてこの感じ!いきなり風情を感じます。
中に入ると、人の気配はしますが誰も出てきません。
連日の雨の後で観光客の方もいないからなのかな?
と、思っていたら「拝観料はお気持ちでこちらにどうぞ」的な張り紙が。
なるほど。そもそも誰も出てこないシステムみたい。
では遠慮せず。と、お気持ちを入れて中に入りました。

はい。最初っからこれです。
おしゃれ!風情!思わず「はあ~」って溜息をしてしまいました。
凛とした空気が流れる中意を決して中へ。

暗がりの向こうに現れる石の組立てが雰囲気あります。
この日はやはり連日の大雨で観光客は誰もいませんでした。
まさに独り占めでしたので思い切りシャッターもパシャパシャ♪
ここから近年に完成したというお庭の方を望むと、、

はあってなりますよね。
本当に異世界。ここだけ流れる空気が違うかのような世界観です。
正直、シャッター切るのもしばらく忘れてウットリしてました。(笑)

一歩踏み込んでみてもう一枚。
ここでようやく気付いたのですが、石庭の中央の方がなにやら水浸しです。
連日の大雨の後で排水しきれなかったのでしょう。
この日も午前中までは降ってましたし。
さらに踏み込んで今度はお庭だけを一枚。

完全に水浸かっているのがわかります。
しかし、この水にまた良い反射が起こって幻想的な空間がより増したように思えました。

まるで大海の中に浮かぶ島々のような。
宇宙に浮かぶ惑星のような。
石庭の水の底はまだ整備された跡がくっきり残っています。
緑の苔の中央に水に浸かった石庭が広がる景色は不思議で仕方ありませんでした。

続きのお部屋に移動して一枚。
丸窓は人気のスポットみたいですね!
インスタグラムとか見てると色んな方がここをアップしてます。

でも今日は水に浸かった庭園が珍しいでので、こっちを。
お茶を飲みに庭に出たらこんな光景が広がってました。。。なんて生活憧れます♪
奥に見える青紅葉も秋には別の美しさをだすのでしょうか?

今度はこちらのお台所へ。
窓からの光に照らされて茶器がめっちゃ渋い感じでしたのでもう一枚。

しぶい!!
お茶の心得はまったくありませんが、思わず一服入れたくなりました。(笑)
でもソムリエと茶道ってちょっと似てる気はするのですが。
このお台所から隣の間でまた美しい場所を発見!

はい。もうね。ウットリのウットリです。
時が止まったかのような光景。
写真も撮りましたが、他に誰も居ないことも手伝ってめっちゃここの前で座り込んでしまってました。
雲龍院さんの悟りの窓も良いのですが、こちらも本当にそんな感じ。
この前で瞑想したら気持ちいいだろなーって深々と想ってしまった。

こちらは先程とは反対側に出てからお庭をパシャリ。
苔が水に濡れて鮮やかです。
水に反射したお庭の風景も安定の異世界ぶりですね。
あそこに入ったら本当に異世界に行けたりして(笑)

ちょっとアップで。
ここの院の人が周囲にぜんぜんいないので聞くこともできませんでしたが、こういう石庭が水に浸かることってよくあるのでしょうか?
ぼくは聞いたことがないのですが。
しかし、、、それにしても一人でこんなに一所でマッタリしたのは初めてです。
他の観光客さんが居ないのに、こちらの院の方も見かけないので思わず我が家か?的にくつろいでしまいました。
最後にもう一枚。

はい。やはり美しい。
総体的にここはどこを撮っても美しい場所でした。
特に今回は幸運なことに終始一人で過ごすことができたのでめっちゃマッタリしてしまいました。
心の洗濯ができた気がします。
秋にまた訪れたい場所が増えました♪
JR、京阪電車、どちらも東福寺駅下車徒歩10分です。
京阪電車電車なら鳥羽街道駅下車の方が近いでしょう。
以下のホームページを確認してください。
https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=283