京都の夏の風物詩の一つです。
もっとも、カメラやインスタグラムにハマるまで半夏生なんて意識したこともなかったし、両足院なんて聞いたこともなかったんですけどね。
京都、東山の中心。建仁寺の境内の西側に両足院はある。
近年のインスタグラム隆盛でぼくのように俄カメラファンが写真を撮りにきたり、そもそもガッチリそういう情報に詳しい上級者の方が来ていたりと訪れている方々の様子はそれぞれ。
まずは建仁寺に入り四角い境内を西の壁に向かって歩く。

お堂の両サイドは狛犬ならぬ狛虎。
毘沙門天を祭神にしているところは虎なんですよね。
そのお向かいに両足院の提灯が。
ちなみに御朱印をいただくと知足院の文字が刻まれます。
これは元々の名前が知足院といったことからの名残です。

ここで軽い売店のような場所があり、色々とグッズやらお守りやらが売っている。
拝観料を払い中に入ると、院の入り口の狭さからはちょっと想像出来なかったくらいのお庭が広がる。

はい。まさに見頃の半夏生がお出迎えしてくれます。
ちなみにこの写真の奥に映っている家屋で座って休むこともできます。
庭は中央にある池を囲むように広がっていてその周りをぐるっと歩いて周れます。
この日はちょうど雨上がりだったの半夏生や他の水草達もなんだか嬉しそうにみえませんか?


白い花のちょうど先の方から緑が入るんですね。
葉も鮮やかな緑ですから遠目で見ると緑の中に急に白が浮き上がってくるように見えます。
緑緑しさこそが夏の美しさであるなら、確かに半夏生は初夏の花の美しさの体現かもしれません。
写真だと分かりにくいんですが、池の水面に映る半夏生の白がまた眩しくて良いんです。
これは是非本物を見てください。


ちなみに、松や苔もここはすごく綺麗です。
写真の石の道を実際に歩いて渡られます。すっかり気分は物思う僧侶のそれになります。
俳句とか得意な方なら一句浮かびそうです(笑)
大書院に上がってぼうっと庭を眺めることもできます。
お茶でも飲みたい気分になりますが飲食は当然禁止です(笑)
この書院で先の御朱印も書いていただけます。

ここはまだ穴場といえる場所なので人はそんなにいませんが一定の期間のみの限定になるのでホームページをチェックして訪れたほうが良いですよ。
建仁寺境内なので、当然そちらも一緒に楽しむのがおススメ。
加えて、ここは超A級からB級まで美味しいご飯屋さんが周囲にいっぱいあります。
軽いスイーツのお土産でラデュレやグランマーブルさんもあり、お買い物も楽しめるザ観光京都のど真ん中って感じです。
阪急なら河原町駅徒歩10分。京阪なら祇園四条徒歩5分。
でもどうせなら四条通りから花見小路をゆるゆると観光しながら歩いてください。
見るとこがいっぱいありますし、美味しそうなお店も沢山あります!