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ポリフェノールさんの京都散歩

ポリフェノールさんの京都散歩 西芳寺(苔寺)を訪ねて

古くは聖徳太子の別荘があったという場所に、奈良時代開山されたのがここ西芳寺。

当時は違う宗派だったのだが、紆余曲折を経て1339年に再興したそうです。

その後、足利義満、義政等が金閣寺、銀閣寺を作る時に参考にしたそうだ。

少し調べると解ってくるのだが、ここは通称苔寺と呼ばれる程の苔の名所。

約120もの種類があるというが、それにはちょっとした理由があったようだ。

度重なる合戦や洪水による被害で何度も荒廃した当地だが、その度に復活を経ている。

もちろん、現代のようなスピードは無いので時には数十年もほっておかれた時もあったろう。

まさにその時、洪水等で運ばれた古き苔達の憩いの場として育まれ、現代に120種とも呼ばれる苔の多様性を帯びたのが正解らしい。

まあ学術的な話しはここまでで、まずは境内へ。

の、前にここは事前予約が必須です。

拝観料もなかなかのもので、僕が行った時は一人4000円!

お子様の拝観は特別な時期だけというなかなかの厳しさです。

そんな前情報だったのでちょっとおっかないとこなのかな?と恐る恐るだったのですが、受付で予約の確認をしていただいている時にすぐその誤解が溶けました。

受付はもちろん、ここで会った御坊は皆めちゃくちゃ丁寧で感じの良い方でした。

まあ、考えてみると苔寺として有名になり日本全国はおろか海外からも沢山の人で賑わったあげくに肝心の苔が荒らされましたじゃあ本末転倒。

苔はもちろんお庭を大事にするからこそ高額にして拝観される人数を調整しているのならば合理的といえます。

結果として、お寺は高額な拝観料によってお庭の手入れができる。

訪れる人も拝観者だらけで何を見にきたのか解らんみたいにならないし、お庭もいつまでも綺麗。

うん。こういう考え方も一つの正解ですね。ま、4000円は凄いけど(笑)

入るとすぐにこんな感じ。

青紅葉の隙間からの木漏れ日が眩しくて素敵です。

まずはこちらの本堂に行きます。

靴を脱いで上がると、写経の案内をしてくれます。

ここは基本皆、写経をするのが基本になってます。

ゆっくりと心を落ち着け写経を行い、奉納したらお庭へ。

インスタグラムや西芳寺を紹介するホームページでよく見かける場所がすぐに登場します。

さすが「苔寺」の通称は伊達じゃありません。

至る所が苔、苔です。

ここから森のような気配のお庭の中へ

池に水鳥がいました。

マジで絵になります。

てかジブリの世界?

やっぱ森の中?

って感じの独特の空間が急に現れました。

もう本当にいきなりの異世界感です。

ふかふかの苔。

うん。これを守る為の4000円なら仕方ないかも!

わかるかなあ?

この中央の苔、ハート型に見えませんか?

西芳寺のホームページにも載っていた折れた木の幹にできた苔が勝手にハート型になったものです。

ちょっと右上が欠けてるかな?でも天然のものらしいので仕方ない。

それに、このリアルな感じも可愛いですよね♪

石にも苔がビッシリ!

しかもその上からもなんか草?が生えてるし。

木の根っこにキノコを発見♪

こういう場所は油断できません!

上に下に見所がいっぱいあります。

所要時間1時間程って話しでしたがのんびりしてたら簡単に2時間くらい過ぎていきそう。

中央にあった池をくるっと周るように道が整備されています。

青紅葉の鮮やかさも素敵!

秋も良さそうです♪

池の中の石や浮島?等々見所がいっぱいの場所です。

色んな角度からこの池を見ると、見え方がそれぞれに美しくてウットリです。

ここを参考に金閣寺、銀閣寺の作庭をしたという話しもうなずけます。

嵐山からほんの少し奥に入った場所にこんなとこがってくらいに綺麗です。

さりげなく浮かべられた舟がまたイイ仕事してます!

ぼく、ここでめちゃくちゃシャッターきっちゃいました(笑)

池の水面に浮かんだリフレクションが美しい!!

これはさらに角度を変えて。

本当にジブリや何かの物語の中のような光景ですよね!

ちなみに、完璧に無加工の写真です。

この時はデジカメで撮ってるので誰でもこれくらいの写真撮れますよ!

これもさらに角度を変えて。

池のリフレクションも綺麗ですが、その前のボコボコとした苔が超可愛い♪♪

十二分に堪能して手水鉢て休憩。

感動し過ぎて時間を忘れるとはこのことです!

ほんんんんとうに異世界♪

世界遺産。かのスティーブ・ジョブズもお忍びで何度か訪れたという場所。

心の洗濯をしたいなら是非ともおススメですよ♪

京都バス73系統なら「苔寺・すず虫寺」というバス停下車で徒歩3分です。

嵐電嵐山駅からもこのバスで15分程の距離です。

先に書いた通り、要予約です。

詳しくは以下のホームページで確認をしてください。

https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=301

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